転職の相談は誰にすべき?絶対ダメな相手とおすすめの相談先を紹介!

絶対ダメな相談先とおすすめの相談先

 今の仕事に悩みや不満があるけど誰に相談するのがベストなのかわからない。。。
一人で悩んでいてもモヤモヤするばかりで誰かに相談したいけど、誰に転職の相談をしたらいいのかと悩んでいる方は多いと思います。

大事なことは1人で悩まないこと!、適切な相手に相談することで自分が今転職するべきなのかどうか知ることができます。

今回は転職の相談をしたらダメな人とおすすめの相談先について解説します。

絶対ダメな相談先:会社の上司や同僚

転職の相談を上司、同僚にするのはできるだけ避けましょう。

同じ職場で働いている上司・同僚は今あなたの不満や悩みを理解してもらいやすいというメリットはありますが、必ずしも転職を後押ししてくれるかどうかはわかりません。

上司に相談するメリットとしては、仕事内容を変更してもらう、部署を移動させてもらうなど、今の環境を多少なりとも変えれる可能性があるということです。一方、上司に裁量がない、給料や福利厚生の変更などは相談しても無理な可能性が高いです。また上司によっては、社内の評価が下がったり、噂が広まって仕事がやりにくくなるといったデメリットの可能性が大きいです。

現状の不満を上司・同僚に相談することで解決する可能性があるのであれば、上司・同僚に相談するのがベストですが、そうでない場合デメリットの方が大きいので転職の相談を上司・同僚にするのはできるだけ避けましょう。

おすすめの転職の相談先1:今の会社から転職したOB、OG

転職しようか悩んでいる人に1番おすすめの転職の相談先は、今の会社から転職したOB、OGです。

なぜおすすめかというと、今あなたが置かれている状況を理解してくれた上で転職のアドバイスをもらえるからです。

今の職場から転職したOB、OGにどのような悩みがあって転職したのか?、今の転職先では上手くいっているのかなど具体的な話を聞くことで自分が転職した場合どうなるのか明確にイメージしやすくなります。

また、実際にOB、OGが書類選考や面接をどのように突破してきたかを教えてもらうことができれば、同じ環境に置かれてるあなたも、そのアドバイスを活用することでスムーズに転職活動を進めることができるかもしれません。

おすすめの転職の相談先2:転職エージェント

今の会社から転職したOB、OGの知り合いなんかいないという場合は、転職エージェントに相談するのもおすすめです。

転職エージェントとはその名の通り、転職活動が円滑に進むようにサポートしてくれる仕事をしている人たちで、リクナビやDodaなど大手転職サイトに登録すると無料で相談することができます。
転職エージェントの人たちは、これまで何百、何千人以上の人たちの転職相談に乗り、転職活動をサポートしてきているので、あなたが今悩んでいる悩みの答えを持っている可能性が高いです。

相談方法も、対面、オンライン面談、チャット形式など様々な手段で相談できる点が魅力の一つです。

ただし、注意が必要なのは転職エージェントによっては、あなたの意向をあまり聞かないまま、おすすめの求人を紹介してきたりするトラブルもあったりします。

転職エージェントに相談する際に大事なことは、まずあなたがどのような理由で転職したいかを明確に伝え、希望に合っていない求人を紹介された場合ははっきりとNOということが大切です。

それでもだめならエージェントを変更してもらいましょう。

おすすめの転職の相談先3:キャリアコーチング

将来的に今の仕事を続けていいのか悩んでいるといった、今すぐに転職を考えていないけど相談したいという場合はキャリアコーチングがおすすめです。

キャリアコーチングとは、これまで自分が仕事で大切にしてきたことは何か、強みは何かを洗い出し、これから先の未来自分がどのようにありたいかをカウンセリングやワークを通じてあなただけのキャリアの道しるべを一緒に見つけてくれるサービスです。

転職エージェントは、すぐにでも転職をしたいという方にお勧めですが、まだ自分が何をしたいかわからないなど明確なビジョンが見えていない場合はキャリアコーチングを通じで自分の転職の軸を見つけることをお勧めします。

転職の相談前に準備すること

転職について相談する前に、自分がなぜ転職をしたいのかを言語化して明確にすることが大切です。
誰に相談するにしても、自分が何に悩んでいて、どうして転職をしたいのか理由がはっきりしないと相談された側も適切にアドバイスができないためです。

しかし、そう言われても1人で考えてモヤモヤして上手く言語化できないという方も多いのではないでしょうか?

そんな時におすすめなのがWill-Can-Mustのフレームワークです。

Will-Can-Mustのフレームワークとは自分が、やりたいこと、できること、妥協できないことを整理するための方法です。このフレームワークを活用すれば自分がなぜ転職をしたいのか見つけることができます。

Willとは

「Will」は自分が本当にやりたいこと、情熱を感じられる経験や仕事を指します。

自分がやりたくない仕事をしても成果は上がりにくいし、成果が出たとしてもモチベーションを保つのは難しいのは明白です。やりたいことを仕事にした方が自然とやる気も出るし、その結果いい結果もついてくるのはイメージしやすいと思います。

では、どのようにして自分のやりたいこと「Will」を見つけていけばいいのでしょうか?

Willやりたいことの見つけ方

うれしかった・楽しかったことを振り返る

これまでの仕事を振り返ってみて、自分がどのような仕事をしたときに満足度が高かったのかを振り返ります。

例えば、
お客さんに寄り添った提案をして、お客さんから感謝された経験
難しいプロジェクトを苦労しながら関連部署と連携して成功させた経験
新規商品の開発が成功したこと

などなんでも構いません

それらの経験の中に自分がどのような仕事なら、やりがいを感じて働くことができるかのヒントがあります。

つらかったこと・しんどかったことを振り返る

うれしかった・楽しかったこととは反対に自分がどのようなことをしているときが辛かったかを振り返ることも大切です。自分が何が嫌なのかを明確にしとけば転職先で同じような経験をするリスクを下げることができます。

例えば

お客さんと契約交渉をするのが苦手
細かい数字をまとめるのが苦手
常にノルマに追われるのが嫌だった

など、自分が仕事で何が嫌だったのかを明確にすることも、転職で失敗しないために大切です。

将来のビジョンを考える

自分がこれまでに幸福度を感じた仕事、嫌だった仕事を振り返り。どのような仕事であれば情熱をもって働くことができるかを考えます。大事なのは将来自分がどうありたいのか、何をしたいのかを具体的にイメージしましょう。

Canとは

「Can」は自分が今持っている能力やスキルがどのようなものかを整理します。
未経験採用なら別ですが、転職で企業が求めているのはあなたが持っているスキルが自分の企業とマッチしているかどうかが転職を成功させるうえで重要になってきます。

Can自分の能力・スキルの見つけ方

仕事の振り返り

まず、これまでの自身の仕事を振り返りをしてみましょう。新入社員のときから今までを振り返ってみて、どのような仕事をやってきたか、またそれぞれの場面でどんな困難にぶつかり乗り越えてきたかを振り返ります。その中で、自分ができること、そこで得た知識が明確になります。


例えば
営業の成績を上げるために事前に顧客の要望をリサーチし顧客に寄り添った提案をできるようになった
→リサーチ力。提案力

海外顧客とのやり取りが必要だったので独学で英語の勉強をした。
→英語力。英語のビジネス経験。顧客折衝力。
市場データを分析して、新規商品のマーケティングに成功した。
→データ分析力、プレゼン力。
上記は、ほんの一例ですが自分の仕事を振り返り,どのようなスキルを活用してきたかを振り返って自分が持っている能力を明確にします。

自分の強みを洗い出す

今度は自分がどのようなことに強みを持っているかを洗い出します。能力/スキルと何が違うのか戸惑うかもしれませんが、スキルと強みの違いは、スキルは「訓練や学習によって獲得した能力」なのに対し強みは「考えずとも発揮している能力・特性・資質」のことを意味します。

例えば
お客さんと話すのが得意
→人とのコミュニケーション能力が高い
データをまとめるのが得意
→数字に強い
チームをまとめるのが楽しい
→リーダーシップ能力

など、自分はこんなことできて当たり前だと思っていることでも、他者から見たらすごい能力だと思われてることがあります。それがあなたの強みです。中々自分で気づくのは難しいかもしれませんが、同僚や上司から、褒められたことなどを思い出しながら自分の強みを見つけてみてください。

Mustとは

「Must」は転職する上であなたが妥協できないこと、企業が求めることを明確にします

Will・Canは自分自身がやりたいこと、できることを整理してきましたが、Mustはあなた自身が求めることだけではなく、志望企業が求めることに対して、自分が持っている情熱・スキルを活かして、どのように貢献できるかを考えます。

あなた視点の「Must」を明確にする

 ここでは、転職する上で妥協できない項目をリストアップします。
例に挙げると
・勤務地
・給料
・年間休日
・福利厚生
・労働条件
など自分が仕事内容以外に求める条件をリストアップします。

どんだけ自分がやりたいことが叶う職場でも、労働環境が悪ければやりがい搾取に陥ってしまうかもしれないので外せない項目は明確にしときましょう。

これらWill-Can-Mustの項目の内容を整理することで、自分がなぜ転職したいのかという理由を言語化して明確にすることができるので、転職相談前にはこのフレームワークを使って自分の頭の中を整理してみてください。